セネガル戦 出来はどうだった?
私が過去40年程見てきた代表戦で
最もクオリティの高いゲームだった。
どこにそれを感じたのか?
パスの精度の高さだ。
特に前半は
全員の動き出しが早く、
ワンタッチ、ツータッチで
ボールをつなぎ、
セネガルにペースを渡さなかった。
ミスが少なく、
安心して見ていられた。
初めての感覚だった。
後半は、
いつもながらの慎重さ故の
ボール持ちすぎ傾向が強かったが
途中から修正出来ていた。
各人か海外で揉まれてきたことが
実ってきているということ
なのかもしれない。
以下は個人毎にコメント。
川嶋選手
↓
特に書くことはない。
3戦目、奮起できるか。
ただ、
反応の鈍さ、
判断の遅さは、
変わらないのでは。
他の2名は、
俺が出てやるくらいのこと
監督に言ってるのだろうか?
誰を使うのかは、悩みどころでは。
昌子選手
↓
場面場面でのマッチアップで
良い働きだった。
吉田選手
↓
チームとしては、
点は取られているが、
昌子選手同様
一対一でやられてしまった場面はなかった。
ディフェンス陣として見ても
流れの中での失点は
セネガル戦の2点目のみであり、
ポカをやってしまった場面はない。
長友選手
↓
安定感抜群。
相変わらずの
運動量の豊富さは
チームに不可欠。
乾選手の得点も
柴崎選手、長友選手の
お膳立てによるもの。
原口選手
↓
1失点目の直前の
クリアミスは
本人が一番悔やんでいることだろう。
1戦目、2戦目共に
正直目立ってはいない。
ただ、
彼の運動量により、
右サイドをカバーしてる事実が
間違いなくあることを
忘れてはならない。
本人は納得していないだろうが。
両サイドは
日本代表の生命線。
その意味で十分な役割を
果たしていると思う。
長谷部選手
↓
ポジショニング、カバーリングは
いつもどおりに実行。
時折ある失点に繋がりそうな
バスミスもいつもよりは少なかった。
柴崎選手
↓
自信を持ったプレイは
頼ましいものだった。
このW杯以前の代表戦での彼は
遠慮がちで意思を感じることはなかった。
今回、
覚醒したと言って良いのだろう。
相手を
チームメイトを
良く見て
恐れることなくパスを供給。
身体を張る場面も前より増え、
スペインでの経験は
大きいものだったことを
物語っているように感じた。
香川選手
↓
前線での繋ぎ役として
ある程度機能した。
守備よりにシフトしなければ
ならない相手故に
攻撃面での貢献は
難しかったか。
乾選手
↓
初戦は
地に足がついてない感じだったが、
今回は
自分らしさを発揮。
大迫選手
↓
すべてのマスコミが
半端ないと絶賛するが故に
冷静に見たいと思っている。
ただ、
冷静に見ても、
今までの2試合のMVPは、
彼でしょう。
チーム全体の
バランスを見ながら
動きつつ、
攻守に貢献する姿は
やはり、素晴らしい。
魂度数なんてものがあるならば
最も高いのは大迫選手でしょう。
西野監督
↓
ハリルホジッチさんの
縦への意識を継承しつつ、
オリジナルなチーム戦術を
都度編成。
あとは、結果が出れば。
ツートップへの移行は
その後、明らかに
セネガルが対応出来なかった。
守りのリスクを高めてでも
勝負仕掛けたメンタリティは
すごい。
さあ、
残りは
ポーランド戦。
失うもの無いレバンドスキー選手は、
前が空けば、
ガンガン打ってくるだろう。
とにかく、
フリーに持たせないこと。